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zoom RSS ワーグナー 《ラインの黄金》 全曲 YouTube動画公開

<<   作成日時 : 2014/07/19 10:00   >>

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ラインの黄金ワーグナー 《ラインの黄金》全曲のドイツ語日本語対訳字幕付きYouTube動画を公開します。日本語訳はwagnerianchanさまです。

動画はこちら → ラインの黄金
対訳はこちら → ラインの黄金

音源はショルティ指揮/ウィーン・フィルです。いまさらくどくど紹介するまでもない、デッカによる《ニーベルングの指環》四部作スタジオ録音の第1弾です。レコード史上、筆頭に挙げるべき記念碑的名盤といってよいでしょう。



この音源は公開から50年以上が経過し、日本をはじめ著作隣接権保護期間を50年と定める国では、パブリックドメインとなっています。

ラインの黄金ワーグナー:『ラインの黄金』

ジョージ・ロンドン(ヴォータン)
キルステン・フラグスタート(フリッカ)
クレア・ワトソン(フライア)
ヴァルデマール・クメント(フロー)
エバーハルト・ヴェヒター(ドンナー)
セット・スヴァンホルム(ローゲ)
パウル・クーエン(ミーメ)
ジーン・マデイラ(エルダ)
グスタフ・ナイトリンガー(アルベリヒ)
ヴァルター・クレッペル(ファゾルト)
クルト・ベーメ(ファフナー)
オーダ・バルスボーグ(ヴォークリンデ)
ヘティ・プリマッハー(ヴェルグンデ)
イラ・マラニウク(フロースヒルデ)

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:サー・ゲオルク・ショルティ

録音時期:1958年9月24日〜10月8日
録音場所:ウィーン、ゾフィエンザール

この録音のあと10年ほどしてカラヤン盤ベーム盤(ライヴ)と《指環》が次々に登場したことを知っている今日から見れば、それほどの偉業とも思われないかもしれません。確かにショルティ盤がなかったとしても、カラヤン盤の登場がさらに5年か10年遅れるだけのことだったかもしれません。

前人未踏の地に挑戦した者が偉大なのです。プロジェクトのプロデューサー、デッカのジョン・カルショーはライバル社 EMI のウォルター・レッグに「絶対売れっこない」と言われた。《ラインの黄金》のすべての作業が終わって、ワーグナー協会員を集めた試聴会を開催したときでさえ、リング・プロジェクトの視界が開けたわけではなかった。試聴が終わって、カルショーが演壇に立ったとき、参加者からの質疑に今聴いたばかりの《ラインの黄金》に対する感謝の言葉はなく、《指環》の残りの録音への身勝手な要望だけが寄せられた。

たった今彼らが耳にしたものをつくるために、デッカが冒した危険に対する感謝の声は、まるで聞かれなかった。マニア独特の無神経さというもので、私は反抗したくなった。そこで、これ以上答える代わりに、みなさんへひとつ質問をしたいと私は言った。
─── 高価で未挑戦の作品をレコード会社が続ける可能性は、どれほど多くの人がその種の作品を買おうとしてくれるかにかかっている。ここにいる聴衆は、《ラインの黄金》の初めてのレコードを聴いたところである。ホールにいるワーグナー協会員の中で、レコード店でこのセットを注文するつもりの人は、何人いるか?《ラインの黄金》を買うつもりの人は、手をあげて欲しい。
ホールには約百七十人がいた。ためらいがちの手が十二本数えられた。私は言った。「ここに、《ジークフリート》と《神々の黄昏》に対する答えがあります……」

それから8年後、《指環》完結編となった《ワルキューレ》を携えて試聴会を行ったとき、新しい聴衆が生まれ状況が変化していることにカルショーは気づくのです。自分たちの仕事が真に報われたと感じた瞬間だったのではないでしょうか。

私たちはこの三晩で長時間にわたって聴衆を目にしたが、三都市(ロンドン、マンチェスター、ケンブリッジ)とも若い世代が圧倒的多数を占めたことはとても嬉しかった。さらに、会の後半で彼らが投げかける質問には認識力と、このレコードをつくることで私たちが何をしようとしたのかということへの理解があり、そのこと自体に励まされ、鼓舞された。批判を免れたわけではない ─── だがそれはすべて見識ある批判で、その批判者がよく勉強したことが明白で、その批判点が明確になるところまで熟考されていて、偏見や感傷に惑わされないものだった。
本当に突然、こうした聴衆と都市部の音楽インテリ層とのあいだに、巨大な裂け目が生じていたことがわかった。音楽界、と一般に考えられていたものがいかに狭いものだったか、そして音楽全般、特にオペラには未開発の発展性があり、時代後れの伝統や上演法の虚飾が克服され得るだろうということが突然に理解できた。彼らは知識と経験に飢えた聴衆であり、強い自己主張をためらわない。ものの見方が固まっていないとはいえ、鼻づらを引き回されたり、神聖なる伝統の名の下に置かれたもののことを言われたりするのは嫌った。
彼らは《指環》について、すでに多くのことを知っている若者たちだが、おそらくその大半は歌劇場で見た経験がなかったろう。きっと私はセンチになっているのだと思うが、彼らの表情とその質問は、リヒャルト・ワーグナーをも喜ばせたろうと思う。
同上(太字は引用者)

本日、びわ湖ホールで《ラインの黄金》の上演があるようです。かなり規模を小さくした夏休みの子供向け日本語上演のようですが、ポスターがなんか楽しそう。こういう催しがじゃんじゃん増えるといいですね。

ラインの黄金びわ湖ホールオペラへの招待
ワーグナー作曲『ラインの黄金』
(日本語上演・字幕付)

7/19(土)・7/21(月祝)
中ホール

出演:
神々
−ヴォーダン(神々の長):林隆史
−フリッカ(ヴォーダンの妻):森季子
−フライア(フリッカの妹):岩川亮子
−フロー(幸福の神):島影聖人
−ドンナ―(雷神):川野貴之
−ローゲ(火の神):古屋彰久
−エルダ(知恵の女神):本田加奈子(19日)/小林あすき(21日)
巨人
−ファゾルト(巨人兄):五島真澄
−ファフナー(巨人弟):的場正剛
地底人
−アルベリヒ(二―べリング族の小人):砂場拓也
−ミーメ(アルベリヒの弟):青柳貴夫
乙女
−ヴォークリンデ:平尾悠(19日)/飯島幸子(21日)
−ヴェルグンデ:藤村江李奈(19日)/田中千佳子(21日)
−フロスヒルデ:小林あすき(19日)/本田華奈子(21日)

管弦楽:ザ・カレッジ・オペラハウス管弦楽団

指揮:大川修司
演出・訳詞・お話:三浦安浩
編曲・ピアノ:寺嶋陸也

装置:野崎みどり
照明:巽敬治郎
衣裳:村上まさあき
音響:押谷征仁
舞台監督:牧野優

帰りの電車の中で子供たちの「ら〜〜〜いんごると!ら〜〜〜いんごると!」のわめき声が大迷惑になることを期待しています。家に着いてもうるさかったら、上の動画を見せてやってください。静かになると思います。あと、この動画は「ロード・オブ・ザ・リング(指輪物語)」好きな人にもオススメよ。

なお《指環》の残りの動画対訳の見通しについてはこちらをどうぞ。

TPPで許されなくなるオペラとは(2)

次は《ワルキューレ》ではなく《ジークフリート》です。

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