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zoom RSS YouTubeチャンネル200万回再生達成

<<   作成日時 : 2014/05/18 21:00   >>

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youtubeおととい、オペラ対訳プロジェクトのYouTubeチャンネルが200万回再生を達成したようです。記念に記事をエントリーしておきます。

最初の100万回再生が約2年かかって2013年10月、次の100万回は約半年とずいぶん早く達成してしまいまいした。次の記念記事は500万回のときでいいでしょう。
  • 100万回(2013/10)
    • チャンネル登録者 1,614 人
    • 再生数 1,011,817 回
    • 登録日 2011/01/26(実質稼働は2011/09)

この様子はグラフのほうがわかりやすい。

youtube

1日あたりの再生数1位はいまだに2012年11月23日(映画「悪の教典」特需)なのだけど、肉薄する日が出てきた。日常的にこれを超える日も近い。あの特需の時はこんなの永遠に抜けっこないと思ってましたけどわからんもんです。

とはいえ、動画対訳が支持されてこの数字とは思っていません。前にも書いたけど。数字の良し悪しは検索上位に出るか出ないか、ほぼそれだけで決まります。再生回数は検索エンジンによる表示回数にほぼ比例しているはずです。生殺与奪をグーグル神に握られているというのは、動画でもウェブページでも同じです。

寄せられるコメントを見ても、日本語訳が読めて助かるといった声はあっても原語が同時に読めてよかったとい声はまだ聞いたことがない。少々残念に思っています。原語と日本語訳が同時に表示されても、日本語訳だけ読めればそれでいいと考える人は多いのかもしれません。オペラのDVDでも、生のオペラでも日本語字幕がつきますから、ああいう感じで筋を追えたり、歌詞を日本語で理解できればそれでよいと。

もちろんそれはそれで動画対訳が半分は役に立っているわけでよいのですけど、原語を少しづつでも理解しながらオペラを聴きたいという向上心旺盛な人なら、原語も同時に表示される動画対訳をさらに気に入ってくれるはず、私はそう確信しています。再生回数がいかに少なかろうが、この考えは動画対訳の制作を始めた当初から全く揺らいでいません。

ちょうど読み始めた「オペラは脚本(リブレット)から」(辻昌宏)のあとがきにこの本を書くきっかけになった出来事がこんな風につづられています。

直接的なきっかけは、ヴェネツィアのフェニーチェ劇場でプッチーニのオペラ《ラ・ボエーム》をイタリア語字幕つきで見た経験だった。《ラ・ボエーム》のリブレットは、口語的文体で書かれていて、凝った言い回しがあるにせよ、現代のイタリア語とほぼ同じといってよい。字幕があると何と言っているのかがよくわかる。不覚にも、その時初めて、アリアはきれいに韻を踏んでいることに気がついた。そこには、詩で用いられる隠喩などのレトリックがちりばめられていた。アリアの歌詞は定型詩で、リブレッティスタは詩人なのだった!
(中略)
ミミが最終幕で Son bella ancora? (私まだきれい?)と訊くと、ロドルフォが Bella come un'aurora. (朝焼けのようにきれいだよ)と答える。アンコーラとアウローラが響き合っているのを目で確かめながら訊くと、死の直前のミミとロドルフォの対話は、よりいっそうせつなく、心に深く刻まれた。と同時に、ああ、この素晴らしさは日本語字幕にすると失われてしまうと思った。アウローラを「朝焼け」と訳そうが、「あけぼの」と訳そうが、アンコーラの「まだ」とは響き合わないが、カタカナですらアンコーラとアウローラの類似性、語尾の共通性は明らかだ。こういった歌詞の工夫、歌詞と音楽の複雑精妙な関係を書いてみようと心に決めた。

ヨーロッパ言語の押韻というのは、言語構造がまるで違う日本語を使用するわれわれ平たい顔の種族には、その味わいを理解するのはなかなか難しいところがあるでしょう。でも、聴覚だけではなんとなく聴き過ごしてしまう押韻を、視覚で確認して補いながら聴き進めることができるなら、オペラにまた一歩近づけるのではないか、私もそう考えます。

実際、動画対訳を制作していると定型詩はもとより、重唱や合唱でこんなところも韻を合わせてあるのね〜、と感心する場面に出くわします。

来月の公開へ向けてただいま制作中のあるヴェルディ作品の幕切れでは、登場人物全員と合唱が別々の歌詞を同時に歌うのですが、最後のフレーズの語尾を「amor」「cor」「ognor」「albor」「vincitor」ときれいに揃えてあります。いくら動画対訳といってもこれ全部表示するのは難しく三つだけしか表示できませんでしたが…、歌手もオケも目一杯鳴らしている爆音の中、イタリア人だってこれ全部聴き取れないだろうと思うんですけどね。

昨日公開した《アラベラ》の「姉妹の二重唱」にも(この部分は前にも紹介しましたが)きれいに韻を踏む(と言ってよいのか迷いますが、とにかく二人の歌詞で音を合わせてある)箇所があります。

姉妹の二重唱

「segnen」「Fragen」、「segnen」「selig」と姉妹の歌詞で脚韻・頭韻を踏んでいる様子が、動画対訳で見るとよくわかると思います。

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