本日7月16日でヘルベルト・フォン・カラヤンは没後30年

オペラ本日7月16日でヘルベルト・フォン・カラヤンは没後30年。カラヤンの指揮でエリーザベト・シュヴァルツコップが歌う《フィデリオ》の大アリア「極悪人め!どこに急ぐの!」のドイツ語日本語対訳字幕付きYouTube動画を公開します。

対訳はこちら → フィデリオ
動画はこちら → フィデリオ

オペラ配役プロジェクトの記録によると、シュヴァルツコップはマルツェリーネは歌ったけど、レオノーレ(フィデリオ)は歌ってないことになってます。このアリアだけなんでしょうね。そんなことはないぞという方がいらっしゃったら、是非オペラ配役プロジェクトにご協力ください。



この大アリアの動画を作るのは、ニルソンの全曲盤ニルソンのアリア集に続いて3度目なんですけど、いまだに全然覚えられませんわ。ニルソンのファイルを編集しなおして作ったんですけど、音源に字幕を合わせながら編集を進めていても、次のフレーズのメロディーが全然思い浮かばない(汗)

この音源は2017年末の時点で公開から50年以上が経過し、2017年まで著作隣接権保護期間を50年と定めていた日本では、パブリックドメインとなっています。1955年発売のベートーヴェンの第4か第5の余白を埋めるために使われたようです。今では上のジャケ写のカラヤン箱か、シュヴァルツコップ箱で聴けます。大活躍のホルンはまだ生きていたデニス・ブレイン(1957年没)が吹いていると思われますが、EMI のモノラルとあってはその良さはなかなか伝わってきません。

世界にとっても日本にとっても特別な意味をもつ1989年に、カラヤンは死んだのでした。帝王に似つかわしくない可哀想な晩年でした。正妻に家を追い出され、愛人の膝を枕に死んだようなもんです。追悼の催しを仕切ったのはウィーン・フィルではなかったかと。たぶん、ウィーン・フィルは「ベルリンの連中はカラヤンをまるで理解していない」と思っていたことでしょう。オペラを振ったときのカラヤンがどんなにスゴイか、正妻はまるで解っていないと。

カラヤンの悪口を言う人はきまって、カラヤンのベートーヴェンとかチャイコフスキーの交響曲にケチをつける。曰く精神性がないとか。そう言うだけの高い精神性をお持ちの方はオペラなんか聴かないんでしょうね。

ベートーヴェンの交響曲とか、そんな「隅っこのハナシ」はどーでもいいわ!オペラを知ればそういう気分になれます。(私はカラヤンのベートーヴェンも大好きですけど)

かく言う私だって、このプロジェクトを立ち上げなければ、今でもカラヤンのオペラを知らないままだったかもしれません。ボランティアのみなさんが日本語訳を作ってくれたおかげで、私はカラヤンのオペラ(具体的には《アイーダ》が最初の気づきと言っていいかもしれない)を知ることができた。まだ聴けてないのもたくさんあるので、それらは残りの人生の楽しみにとってあります。

動画対訳もじゃんじゃん作りますよ~。年内にカラヤンのオペラ全曲動画、少なくとも2本でます。

オザワがインタビューのたびに口にするカラヤンの教えが「交響楽とオペラは音楽の両輪」。オペラをやらなければ、ワーグナーやヴェルディやプッチーニのすべて、モーツァルトの半分はわからないと。この言葉はそのままカラヤン自身にもあてはまる。オペラを聴かなければ、カラヤンの半分はわからない。これは前にも書いたか……。

来年が生誕250年ということで、これからだんだん前乗り的にベートーヴェン関連のイベントが増えてくると思われます。来月末に《フィデリオ》あります。予習・復習にテキスト対訳、動画対訳をお役立てください。

パーヴォ・ヤルヴィ&N響 ベートーヴェン生誕250周年記念
オペラ『フィデリオ』<演奏会形式>
全2幕・原語上演・日本語字幕付

2019年8月29日(木)19:00開演
2019年9月01日(日)14:00開演

Bunkamuraオーチャードホール

レオノーレ(男装:フィデリオ):アドリアンヌ・ピエチョンカ
フロレスタン:ミヒャエル・シャーデ
ロッコ:フランツ=ヨーゼフ・ゼーリッヒ
ドン・ピツァロ:ヴォルフガング・コッホ

新国立劇場合唱団
NHK交響楽団
パーヴォ・ヤルヴィ(N響首席指揮者)

パーヴォの<演奏会形式>シリーズ、来年は《カルメン》だそうです。

フィデリオ
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