クライバーを偲んで... オッフェンバック 《チュリパタン島》

オペラ本日7月13日は故カルロス・クライバーの命日です。あれからちょうど15年が経ちました。

毎年この日には偉大なカペルマイスターを偲んで、カルロスが振ったことのあるオペラやオペレッタのリブレット対訳テンプレートをリリースすることにしています。

今年の対訳テンプレは → チュリパタン島

《チュリパタン島》は先月、東京で公演があったみたいですね。

《ランタン灯りでの結婚式》《魔法の横笛》と3年がかりでかテンプレ化してきたオッフェンバック三部作もこれで最後。三部作については2年前の記事に多少詳しく書きましたのでそちらをどうぞ。

今回の原語リブレットはフランスのウィキソースから。オッフェンバック・エディションで読めるリブレットとは若干異なるけど、こっちのほうが長かったので採用しました。一番最後に補遺がついてる。たぶん小さい劇場ではこっちに差し替えてもいいって書いてあるんだと思います。

ポリウト方式で作成しています。こちらの記事をお読みになってから作業を進めてください。役名の邦訳を右脇に書き込んで管理人に送ってもらえれば、こちらで一括置き換えします。

▼ALEXIS▲
▼CACATOIS▲
▼CHŒUR▲
▼HERMOSA▲
▼LE CHŒUR▲
▼ROMBOÏDAL ET THÉODORINE▲
▼ROMBOÏDAL, THÉODORINE, HERMOSA, ALEXIS▲
▼ROMBOÏDAL▲
▼THÉODORINE et ROMBOÏDAL▲
▼THÉODORINE▲
▼TOUS▲
▼UN DOMESTIQUE▲

さて、問題は来年です。テンプレに出来てないオペラはまだあるけど、ヴェルナー・エック作品は著作権保護期間継続中、レオンカヴァッロの《エディプス王》は台本がジョヴァッキーノ・フォルツァーノなのでやはりダメ。昨年末に著作権保護期間が延長されたので、これらは完全に諦めるしかない。

テンプレ化可能な作品で唯一残っているのはヴォルフ=フェラーリの《4人の田舎者》だけ。台本作家はひとりは著作権切れてるが、もうひとりはよくわからない。IMSLP には「fl.1905」との記載がある。これはフロルイトゥといって「活動の最盛期を示すのに用いられ、より具体的には、ある人物の生年あるいは没年が不明であるが、その人物が生きていた時を示す証拠が存在する場合に用いられる」そうです。1905年に生きていて台本を書くほどに成熟した知性を持っていた人が、1967年まで生きていられたかどうかは微妙なところです。保護期間確定の決め手にはならない。《4人の田舎者》は孤児作品ということになりますね。

そんな事実にはおかまいなく、IMSLP はスコアもリブレットも上げてる。画像データなんで使えないけど。ここにもあるけどやはり画像。かつてフェニーチェ劇場もリブレットpdfを上げていたんですが、これはいつの間にか無くなってしまった。

さてどうしましょう。

チュリパタン島
ランキングを見る(にほんブログ村 オペラ 人気ランキング)
ランキングを見る(クラシック情報サイトボーダレスミュージック)

にほんブログ村 外国語ブログ フランス語へ
ココで投票できない場合こちらで投票してください。⇒⇒⇒投票所


ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

日野
2019年07月13日 19:44
初めまして。
毎年この「クライバーを偲んで」を楽しみにさせていただいております。
もう15年も経ったのかと不思議な気持ちです。
手持ちのDVDや動画サイトなどで、いつでも元気な姿を目にすることができるからかもしれません。

今日は、DVDになっている「こうもり」を楽しみました。
もう何度目かわかりませんが、飽きることがありません。
決して叶うことがないと知りつつ、初めての「ガスパローネ」はどんな風だったのだろう、
とあれこれ空想しています。
2019年07月14日 00:28
日野さま
コメントありがとうございます。上述のとおりヴォルフ=フェラーリは難しそうなので、マイナー作品のリブレット掲載は今年でおしまい、来年からは少し趣向を変えて、クライバーねたで継続しようかと思っています。1年後をまたお楽しみに。

この記事へのトラックバック