クライバーを偲んで... ロルツィング 《刀鍛冶》

クライバー本日7月13日はカルロス・クライバーの命日です。あれからちょうど12年が経ちました。

毎年この日には偉大なカペルマイスターを偲んで、カルロスが振ったことのあるオペラやオペレッタのリブレット対訳テンプレートをリリースすることにしています。

今年はアルベルト・ロルツィングの《刀鍛冶》です。Erich & Carlos Kleiber page の情報によりますと、1961年と1962年にデュッセルドルフのライン・ドイツ・オペラで3回振っています。クライバー唯一のロルツィングのようです。

対訳テンプレートはこちら → 刀鍛冶

1年前に、今年はルッジェーロ・レオンカヴァッロの《エディプス王》で行こうと決めていたのですが、さっき直前になって台本作家が《ジャンニ・スキッキ》なども書いた、1970年死没で著作権保護期間継続中のフォルツァーノであることに気づき、あわてて差し替えました。あぶねー!《エディプス王》が出せるのは2021年以降というわけです。著作権保護期間が延長されなければですが……。

さて、いつまで待っても出てこないカルロスの新音源、海賊盤ですけど1年ほど前に《エレクトラ》が出たようです。ビルギット・ニルソンが歌ったコヴェントガーデンの公演です。昔から膝上録音と思われる音源が流布しているもので、私は聴いてませんが今回新たに発掘された音源もヒドい音質みたいです。

この《エレクトラ》、カルロスは全一幕を88分でぶっ飛ばし(カットの有無によって演奏時間は大きく異なるが カット有りのベームで約100分が標準かと)、御年58歳のニルソンはこの出突っ張りの難役を「(ひと晩に)もう1回歌えそうな気がした。そのぐらいたやすかった」と語ったそうです。また、劇場にいたハイティンクは隣のラトルに「僕らはまだ修行が足りない」と語ったとも。

そこそこの音質で聴いてみたいですけど、たぶん放送録音とか残ってないんでしょうね。残っていれば、2028年以降に聴ける可能性があります。著作隣接権保護期間が延長されなければですが……。

一方2014年に出た《大地の歌》、これも昔から海賊盤が流布していましたが、新たに Wiener Symphoniker レーベル(最近よくある楽団の自主レーベル?)から正規盤が出たと考えていいのでしょう。しかしなんでこれが正規に出せたのかは謎です。録音は1967年6月7日なので、著作隣接権保護期間(たぶんEUが50年より短いはずはない)は継続しています。正規に出すためには権利者であるカルロスの遺族の承諾が必要で、生前カルロスに「絶対クビを縦に振るな!」と厳命されていたと思われる子供たちが了承するわけがない。たまにこういうよくわからん例もあるので、《エレクトラ》や《トリスタン》のバイロイトライヴなども気長に待ってみましょう。

刀鍛冶
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