ドビュッシー 《ペレアスとメリザンド》 「メリザンドの歌」YouTube動画公開

ペレアスとメリザンドドビュッシー 《ペレアスとメリザンド》 第3幕から「メリザンドの歌(私の長い髪が/私は日曜の真昼の生まれ)」のフランス語日本語対訳字幕付きYouTube動画を公開します。メリザンドはビクトリア・デ・ロス・アンヘレスです。

動画はこちら → ペレアスとメリザンド
対訳はこちら → ペレアスとメリザンド

メーテルリンクの戯曲の台詞をほぼそのままレチタティーヴォで歌い継ぐ異色のオペラ。唯一アリアっぽいのがこの「メリザンドの歌」ですが、時間にしてわずか1分しかありません。

メーテルリンクは戯曲初演の後、メリザンドに歌わせる詩を差し替えたために、フォーレやシベリウスが曲をつけたのは別の詩になっています。そしてこの戯曲が日本に紹介されたときには、また別の詩に差し替えられていたらしいという謎についてはこちらに書いたとおりです。

メリザンドの歌いろいろ

というわけで鷲尾浩による戯曲の和訳を底本にこのオペラの日本語対訳を制作していますが、「メリザンドの歌(私の長い髪が/私は日曜の真昼の生まれ)」は底本にないため、拙訳を掲載し今回のYouTube動画対訳にも使用しています。音源は公開から50年以上が経過し、日本をはじめ著作隣接権保護期間を50年と定める国では、パブリックドメインとなっています。



この歌のあとメリザンドが居室の窓から長い髪を垂らし、髪フェチ男ペレアスがそれを口にくわえるという場面が出てきますので、こちらのバージョンを採用するのが正解かとは思います。しかしフォーレとシベリウスが曲をつけた「三人の盲いた王女」のほうが私は好きかな。

フォーレの「三人の盲いた王女」も参考用に動画対訳にしたいと思っているのですが、フォーレの組曲の録音では歌手が必要となるこの曲はたいてい省かれるため、パブリックドメインとなった音源がなかなか見つかりません。ひょっとすると1979年のジル・ゴメスが初録音かもしれません。(しかもこの録音、私が知ってる旋律と微妙に異なる)

音源がないときに頼りになるのがボカロPさんで、どなたかがミクに歌わせるのを期待してずっと待っているのですがなかなか現れませんね。(背景画は当然三人の盲いたミクで)

ミクが歌う「三人の盲いた王女」出来上がったら連絡もらえるとうれしいです。メリザンドの歌いろいろのページに貼ります。

来週演奏会形式の公演があります。デュトワがN響を振りに来るときはいつも声楽付きの曲をやりますね。動画対訳は他に第2幕第1場だけあります。mp3も聞けるようにしています。テキスト対訳ともども予習・復習にご活用ください。

ドビュッシー/歌劇「ペレアスとメリザンド」(演奏会形式)

12月5日/12月7日
NHKホール

ペレアス:ステファヌ・デグー
メリザンド:カレン・ヴルチ
ゴロー:ヴァンサン・ル・テクシエ
ジュヌヴィエーヴ:ナタリー・シュトゥッツマン
アルケル:フランツ・ヨーゼフ・ゼーリヒ
イニョルド:ジュリー・マトヴェ
医師:デーヴィッド・ウィルソン・ジョンソン

NHK交響楽団
シャルル・デュトワ

相変わらず私にはこのお話ナゾです。なんで当時の作曲家はこぞってこの戯曲を取り上げたんだろうか。だってメリザンドてのは髪が長いだけが取り得の嘘つき女ですよ?!

ドビュッシーは髪フェチだったらしい。シベリウスもシェーンベルクも頭髪には執着があったことは想像に難くなく、やっぱしみんなメリザンドの髪にやられちまったんでしょう。

ペレアスとメリザンド
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