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zoom RSS ヴェルディ 《ドン・カルロ》(伊語5幕版/仏語5幕版)対訳完成とカラスが歌う「世のむなしさを知る神」

<<   作成日時 : 2013/08/17 00:00   >>

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ドン・カルロスヴェルディ 《ドン・カルロ》のリブレット歌詞対訳が完成しました。イタリア語5幕版とフランス語5幕版です。

伊語5幕版対訳はこちら → ドン・カルロ
仏語5幕版対訳はこちら → ドン・カルロス

このところの猛暑で、アンプの電源入れたくない、パソコンの電源入れたくない、オペラとか暑苦しいのどうでもいい状態のわたくし管理人ですが、この方は猛暑も関係ないみたいです。翻訳は梅丘歌曲会館の藤井宏行さまです。先週《道化師》があがったばかりですが、今週はヴェルディのグランド・オペラが完成、次は《エルナーニ》とな!

管理人が3年前に用意した《ドン・カルロ》テンプレートは3種、それぞれ代表的な版だと思っていたのですがどうやら全然違ったようで、藤井さまにはお手数をお掛けしてしまいました。フランス語版はそのテンプレをそのまま訳していただきましたが、イタリア語版は藤井さまがご自身で見つけた原語リブレットに日本語訳をつけていただきました。イタリア語5幕版は現在では最もポピュラーと思われるモデナ版です。

訳者よりにコメントいただきました通り、フランス語5幕版は原典版あるいはそれに近い版と思われます。あまりに長いのでパリ初演時にヴェルディ自身がカットした部分がまだ残っている版のようです。

ウィーン国立歌劇場2004年のDVDが、「5幕のフランス語原典版を用い、初演でカットされた場面も取り入れられた、バレエの場面も含めた一大パフォーマンスを収録」と説明文にありますので、そのリブレットと同じかもしれません。(もっとも演出はコンヴィチュニーですので『原典』とはほど遠いと思われ)

ドン・カルロスわたくし管理人のほうで、フランス語5幕初演版でカットされたと思われる箇所をグレーにしてみました。パッパーノ盤(たぶんパリ初演版、DVDにもなってる)にだいたい合わせてあります。グレーのところに来たら、そこをすっ飛ばすと音楽に追いつけるはずです。(見落としがあるかもしれませんがこの暑さに免じてご勘弁を)

決定稿が存在しない《ドン・カルロ》、6種類もの異版が存在するといわれ、さらに上演によって異版のいいとこどりをするので細かいところで違っていたりするようです。今回完成した対訳をご覧になり《ドン・カルロ》異版についてご意見ございましたら、コメントトラックバック大歓迎です。

さっそく第5幕のアリア「世のむなしさを知る神」を動画対訳にしました。エリザベッタを歌うのは毎度おなじみ、マリア・カラスです。



「世のむなしさを知っている」のは神じゃなくて墓の中のカール5世なんですけど、伝統的に日本語インチピトがこうなっているので、そのまま「神」にしておきました。音源は1958年録音の「ヴェルディ・ヒロインズ」と題したアリア集から。この音源も公開から50年以上が経過し、日本をはじめ著作隣接権保護期間を50年と定める国では、パブリックドメインとなっています。

ヴェルディ・アリア集T

1.『マクベス』〜勝利に日に…さあ、いそいですぐにYouTube
2.『マクベス』〜日の光がうすらいでYouTube
3.『マクベス』〜消えてしまえ、呪わしいこのしみよYouTube
4.『ナブッコ』〜ああ、わたしが見つけた運命の書よYouTube
5.『エルナーニ』〜夜のとばりがおりたのに
6.『ドン・カルロ』〜世のむなしさを知る神YouTube

 マリア・カラス(S)
 ニコラ・レッシーニョ(指揮)
 フィルハーモニア管弦楽団
 録音時期:1958年9月19,21&24日
 録音場所:No.1 Studeio, Abbey London

さて、今回のヴェルディ 《ドン・カルロ》(伊語5幕版/仏語5幕版)の日本語訳テキストはクリエイティブ・コモンズ・ライセンス・表示 2.1 日本 (CC BY 2.1) でライセンスされています。その条件に従う場合に限り、自由にこの日本語対訳テキストを複製、頒布、展示、実演することができます。「表示」条件をクリアするためには次のタグを転載先ウェブ上の近傍に貼ってください。

<a href="http://creativecommons.org/licenses/by/2.1/jp/" target="_blank" ><img border="0" style="" title="Creative Commons License" alt="Creative Commons License" src="http://i.creativecommons.org/l/by/2.1/jp/88x31.png" /></a><br />この日本語テキストは、<br /><a href="http://creativecommons.org/licenses/by/2.1/jp/" target="_blank" rel="nofollow">クリエイティブ・コモンズ・ライセンス</a><br />の下でライセンスされています。<br />@<a href="http://umekakyoku.at.webry.info/" target="_blank">藤井宏行</a>

さらに出典元のURL
http://www31.atwiki.jp/oper/pages/951.html
http://www31.atwiki.jp/oper/pages/357.html
を加えてもらえるとなおよいですが、義務ではありません。

管理人が用意したイタリア語4幕版出自のはっきりしないイタリア語5幕版の対訳テンプレートは未訳のまま残してあります。「クリエイティブ・コモンズ・ライセンス・表示」条件を守っていただけるのであれば、藤井さまの日本語訳文を流用して、4幕版、(謎の)5幕版の日本語対訳を制作することも可能です。チャレンジした方は管理人までご相談ください。(もちろんご自身のオリジナル訳をつけていただいてもOK)

ちょうどザルツブルクでは8月13日から28日まで6回にわたって 《ドン・カルロ》を上演中です。初日の映像をNHK-BSが放送するようです。

9月8日(日)24時〜28時
プレミアムシアター◇ザルツブルク音楽祭2013 歌劇『ドン・カルロ』

<出演>
マッティ・サルミネン
ヨナス・カウフマン
アニヤ・ハルテロス
トマス・ハンプソン
ほか

ウィーン国立歌劇場合唱団
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

<指揮>アントニオ・パッパーノ
<演出>ペーター・シュタイン

収録:2013年8月13日
ザルツブルグ・祝祭大劇場

公式サイトによるとイタリア語5幕版のようです。

ていうか、Medici.tvがこれから生中継するってよ!

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