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zoom RSS オッフェンバック 《ラ・ペリコール》 対訳完成と「ほろ酔いのアリエット」 YouTube動画公開

<<   作成日時 : 2014/12/13 18:00   >>

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ラ・ペリコールオッフェンバック 《ラ・ペリコール》のリブレット歌詞対訳とあらすじが完成しました。翻訳は梅丘歌曲会館の藤井宏行さまです。いつもありがとうございます。

日本語対訳はこちら → ラ・ペリコール

私が用意したテンプレの版では、第1幕でペリコールたちが小銭を稼ぐために歌を披露するけど全然受けない場面の2曲目セギディーリャがカットされていました。藤井さまが補ってくれました。

第1幕 セギディーリャ

オッフェンバック初のリブレット歌詞対訳完成は、《ホフマン物語》でも《地獄のオルフェ》でも《美しきエレーヌ》でも《ジェ……なんとか》でもなく、《ラ・ペリコール》となりました。今後対訳本や日本語対訳付きCDが発売される可能性はゼロでしょうから(過去にもあったかどうか)、オペレッタ・ファンのお役に立てるんではないかと思います。

さっそく「ほろ酔いのアリエット(ああ素敵な食事だったわ!)」をフランス語日本語歌詞対訳字幕付きYouTube動画にしました。フレンチなリサイタルのアンコールでおなじみ。芸達者なひとが歌うとたまりません。



かわいいよ……シュザンヌ。もう何度もリピートしちゃったよ。マルケヴィッチが指揮した全曲盤からペリコールを歌うのはシュザンヌ・ラファイエなんだけども、この人ググっても他にいくつかオペレッタの録音があるってこと以外、何にもひっかからないのです。フランス・ローカルで人気があった人なんじゃないかと想像しますが。

日本人には発音が難しいことで有名なフランス語の [ r ]、クラシックの歌唱では原則巻き舌で歌うことになってるのかな。フランス人のクレスパンはこの歌を巻き舌で歌ってますが、ラファイエはフランス語っぽい喉を鳴らす [ r ] (有声口蓋垂摩擦音と言うらしい)がトレ・ビアンです。(この très がうまく発音できないんだよな)

このオペレッタの舞台はペルーです。実在の女優ミカエラ・ビジェガス、通称ラ・ペリチョリ(La Perricholi)がモデルなんだそうです。ペルーではテレビドラマが繰り返し作られたりしていまだに国民的人気があるらしい。テンプレを上げたときの記事に『ペリコールは「酔っぱらい女」って意味だと思ってた』なんて書きましたけど、ひょっとすると「ペルーちゃん」みたいな意味なのかもしれません。

ラ・ペリコール

英語版ウィキペディアを読み進めると、『彼女の物語はメリメの芝居のネタとなりそれはさらにオッフェンバックとジャン・ルノワールの……』と来たところで「じぇじぇじぇ!!」と思わず声を上げてしまいました。ジャン・ルノワールの「黄金の馬車」!……ああ、なんてこった、あのアンナ・マニャーニがペリコールだったとは!俺見たじゃん「黄金の馬車」……もうすっかり忘れてるけど。

全曲の動画対訳制作は難しいとは思いますがいちおう候補はあげておきます。

《ラ・ペリコール》 ラファイエ/マルケヴィッチ

録音:1958年 公開:1959年 保護期間終了:2009年12月31日
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《ラ・ペリコール》 クレスパン/ロンバール

録音:未確認 公開:1977年 保護期間終了予定:2027年12月31日
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《ラ・ペリコール》 ベルガンサ/プラッソン

録音:未確認 公開:1982年 保護期間終了予定:2032年12月31日
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さて、今回のオッフェンバック 《ラ・ペリコール》の日本語訳テキストはクリエイティブ・コモンズ・ライセンス・表示 2.1 日本 (CC BY 2.1) でライセンスされています。その条件に従う場合に限り、自由にこの日本語対訳テキストを複製、頒布、展示、実演することができます。「表示」条件をクリアするためには次のタグを転載先ウェブ上の近傍に貼ってください。

<a href="http://creativecommons.org/licenses/by/2.1/jp/" target="_blank" ><img border="0" style="" title="Creative Commons License" alt="Creative Commons License" src="http://i.creativecommons.org/l/by/2.1/jp/88x31.png" /></a><br />この日本語テキストは、<br /><a href="http://creativecommons.org/licenses/by/2.1/jp/" target="_blank" rel="nofollow">クリエイティブ・コモンズ・ライセンス</a><br />の下でライセンスされています。<br />@<a href="http://umekakyoku.at.webry.info/" target="_blank">藤井宏行</a>

さらに出典元のURL
http://www31.atwiki.jp/oper/pages/447.html
を加えてもらえるとなおよいですが、義務ではありません。

「年末に一本出します」とは伺ってました。けど、まさかこれが来るとはね。ええ、確かにテンプレは私が用意しましたよ、2年前に先週の《白墨の輪》もそうだけど、メジャー作品のテンプレ化がとっくに済んでしまった今となっては週イチの広報ノルマをこなすために、それとグーグル神に中味の無いサイトとにらまれてグーグル八分にされないためにテンプレ上げてるようなところがあって、この手のマイナー作品の対訳完成なんてハナからあきらめてるんですけどね。ところが《オベルト》だの《友人フリッツ》だの《妖精》だの《皇帝陛下は写真を……》だの、ヘンデルのあれこれだの、次から次へとマイナーなのが上がってくるんですな、これが……。

ラ・ペリコール
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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
LPではロンバールのもプラッソンのも国内盤が出ていて真崎隆治さんの対訳がついておりました。ロンバール盤の方のを参照させて頂いておりますが、録音の対訳でしたので歌はともかく台詞部分はカットされてほとんど参考にならず。
「こうもり」の対訳をしたときにも思ったのですが、オペレッタはオリジナル台本の台詞部分も通して見るとものすごく面白いのですね。そういうことは商業ベースにはまず乗りませんので拙い訳でもお役に立てるのではないかと思います。また気力があれば何かやってみたいと思います。
引き続いてはお正月になにか1本やりたいなあと。リクエストでなぜか急上昇中のベッリーニに行くか、それとも人気が全然ないけれども(リクエストにも1票も入っていない)オペラ史上では重要なある作品を取り上げるか思案中です。いずれにしてもお正月ですので暗くないものを。これからも年に2〜3本のペースで上げていけたらと考えております。よろしくお願いします。

FUJII
2014/12/14 07:15
いつもお世話様です。対訳LPでは出てましたか。次回作はなんでしょうなあ。たのしみですが、まあのんびりやってください。それからリクエストはひとり一票じゃないので、同じ人が何度も同じ作品に入れてるみたいです。あまり気にせずやりたいのをやってください。
オペラ対訳プロジェクト管理人
2014/12/14 19:35
お正月には早いですが次回作をアップし始めることにします。確かにリクエストに無理して応えても何のレスポンスもないしあんまり嬉しいことはないのでご助言に従って自分が訳して楽しいものをということで、大傑作であるにも関わらずモーツァルトの作品の中では相対的に人気のないこのオペラを手をつけさせて頂きます。フィガロもドン・ジョバンニも誰か他の人がいずれは完成されるかと思いますので私は当面遠慮させて頂きたく(あと2〜3年先も放置状態ならしゃしゃり出てくるかも知れませんが)。
訳はほぼできていますのであとは推敲しながら順次アップしていきます。順調にいけばお正月松のうちにはコンプリートできるのではないでしょうか。けっこう遊ばせて頂いたので正統派モーツァルトファンから怒りを買うかも知れませんが、そういう内容のオペラなのでまあ羽目を外すのも良いかなと思っております。
FUJII
2014/12/25 23:41
コジありがとうございます!
>リクエストに無理して応えても何のレスポンスもないし
ですよね……
でもコジはウケてるみたいですよ。
https://twitter.com/globoli201496/status/548139995358167040
オペラ対訳プロジェクト管理人
2014/12/27 00:30

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