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ベルリオーズ 「ファウストの劫罰」 訳出完了しました。 http://www31.atwiki.jp/oper/pages/156.html オペラじゃないですけどね。 この作品の対訳完成を待っている人は、ほとんどいないと思いますが、お待たせしました。思いのほか時間がかかってしまいました。 ナメてました。 「ファウストの劫罰」は、わたしにはとてもなじみの作品だったのです。実演に接した回数も、持っているディスクの数も、先に訳出した「カルメン」を上回るのであります。筋は頭に入ってます。 それに、上演時間は約2時間とはいえ、声楽が入らない部分がかなり長くあるので(行進曲とか鬼火のメヌエットとか)、訳すべき部分はかなり少なくなります。ちょろいぜ、と思っていた。 ところがやってみると、「カルメン」よりずっと難しい。「カルメン」はヴェリズモのはしりとも言えるオペラですから、惚れた腫れた切った張ったの世界、俗な表現が多い。散文の世界なのです。訳してて楽しい。 一方「ファウスト…」はゲーテです。韻文の世界が展開されているので、抽象的な言い回しが頻出する。しばしば、何言ってんだかわからない。 特に、あんた、ファウスト先生!小難しいことばっかり言いやがって、わけわかんないし、訳してて全然楽しくないんだよ!地獄へ堕ちてください。 このファウストって役は歌うテノールもあまり楽しくないんじゃなかろうか。悪魔のグロテスクで生き生きとした歌や、乙女の可憐で情熱的な歌に比べて、長い間登場しているくせにどうも印象が薄い歌が多い。タイトルロールなのに。二回も超高音(ハイC#らしい)に挑戦しなくちゃいけないリスクが見合わない役ではないかと。 「カルメン」のときはト書きなどを端折りましたが、「ファウスト…」は全部訳してます。ただし、伏魔殿での悪魔の合唱は別。あれを和訳できるのはこの世でデーモン閣下だけです。 ところで「ファウスト…」でブログをうろうろしてたら、フランスで活躍されているチェリストの方のブログに行き着きました。 『フランス在住34年のチェリスト 津留崎直紀』 「ファウストの劫罰」の思い出 「ファウストの劫罰」の思い出 2 「ファウストの劫罰」の思い出 3 「メフィスト=金管楽器、メフィストが歌う時には必ず金管が主体の伴奏になっている」んだそうです。なるほど、そういえば鳴ってますね。いつも。わたしぼんやり聞いてました。 パリのオーケストラの内部事情も読めておもしろいです。「のだめカンタービレ」の世界そのままなんですね。 ガーディナーやナガノのCDでもチェロを弾いていらしたようです。 他のオペラブログを見る 他のクラシックブログを見る
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トラックバックをしていただいた津留崎です。 |
NT 2008/10/03 05:47 |
津留崎様。コメントいただけるとは。ありがとうございます。 |
carlos 2008/10/03 11:58 |
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